ごあいさつ
北陸の城下町金沢から、日本の主要都市へ、そしてカーフ作品を愛する多くの方々が居る、ヨーロッパ・アメリカ・オーストラリア・香港・台湾・・・世界へ。
(株)ヤニスアート・ジャパンはクリフトンカーフさんの生前最後の自宅兼アトリエで、作品の展示販売する事を通じ、多くの愛好家の方々がお手元にて同氏の作品を、今後も末永く大切にして頂くことを望んでいます。
また主計町茶屋街にあるギャラリーから歴史ある北陸の古都金沢の魅力を皆様にお伝えし、そのことが微力ながらも地域観光事業の一環となれば・・・そのことも併せて目標と致します。
会社概要
社 名 | 株式会社 ヤニスアート・ジャパン |
代表取締役 | 香川 寿幸 |
住 所 | 〒920-0908 石川県金沢市主計町3-19 |
電 話 | 076-255-6249(代) |
メールアドレス | info@cw-karhu.jp |
代表者紹介
1963年生まれ。
以前は出版社に勤務。
カーフさんが他界した翌年、茶屋街近くを流れる「浅野川」の氾濫があり、その時泥を被った作品の修復や整理を手伝うことが当ギャラリーを始めるきっかけとなりました。
斬新な感覚と懐かしさが同居する氏の木版画はもちろんですが、優しさやユーモアセンス溢れる墨絵も私は大好きです。
カーフさんが愛したもの
コナのコーヒー・葉巻…ダビドフのモンテクリスト2(キューバ産)料理・あゆ釣り・Tボーンステーキ…そして金澤、主計町・茶屋街。
版画家としてずっと日本の古都の風景を青い目で眺めていました。晩年に住みなれた京都を離れて、金沢の浅野川沿いの茶屋街に住居を構えました。当時、京都とは違う、観光化されていない部分が金沢の主計町(かづえまち)・ひがしやま周辺にはまだ残っていることを感じ取り、さらに四季の移り変わりの明確さもカーフさんは愛していました。
九谷焼の絵付けを依頼されて金沢を訪れて以来、この街に惹かれ、通い慣れるうちに主計町に家を買って、一年の大半を金沢で暮らしました。そしてこの街で、描き・彫り・摺る・等の製作工程の全てを一人でこなしていきました。この街で多くの作品を残したカーフさん。
しかし病魔に倒れ平成十九年の三月二十四日に他界。享年八十歳でした。
生前、カーフさんは窓から見える浅野川の景色が特にお気に入りで、石川県の海の幸、山の幸、変わりやすい天候までも好んでいました。また地元住民の方々も和服姿で街を歩くカーフさんを愛し、親しく接していました。
この最後のアトリエであり終の住まいである場所には、生前描いたその殆どの作品がカーフさんと共に眠っていました。
私は、その眠りをもう一度覚ましてあげたいと思ったのです。カーフさんが青い目で観た日本の風景にたまらない情感と懐かしさを感じたからです。
日本を愛し、日本人より日本人らしく生きた青い目の版画家カーフさんの作品が、これからも多くの愛好家の手元で末永く大切にされる事を望んでいます。
株式会社 ヤニスアートジャパン
代表取締役 香川 寿幸